ヤクルト・奥川 わずか52球5回無失点「ゾーンで勝負していくことを意識」 次回登板は18日阪神戦

 「オープン戦、広島0-1ヤクルト」(8日、マツダスタジアム)

 開幕ローテ入りが見えてきた。ヤクルト・奥川は制球力が光り、3ボールにすらならなかった。わずか52球で5回を4安打無得点に抑える好投。「ストライクゾーンで勝負していくことを意識した。少ない球数で長い回を投げるのはすごくいいこと」と手応えがにじんだ。

 肌寒く、球速は150キロに届かなかったが、球威で押し込む場面が目立った。一回1死三塁では、しぶとい小園を149キロの高め速球で三邪飛に。四回無死は第1打席で三塁打を浴びた矢野にも力勝負。3球で空振り三振に仕留め「指のかかりは良かった」と涼しげに振り返った。

 2月中旬に下半身のコンディション不良を訴えて調整が遅れたが、2軍戦を経てオープン戦初登板。けが続きだった近年の不安を払拭するように着実に状態を上げてきた。次回登板は18日・阪神戦(神宮)の予定。「いろいろな変化球の精度を上げていきたい」。浮かれずに次を見据えた。

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