高校野球 今秋開催「国民スポーツ大会」は7回制で実施 硬式、軟式とも

 日本スポーツ協会は4日、滋賀県で今秋に開催する国民スポーツ大会の高校野球を7イニング制で実施することを決めた。硬式、軟式とも従来の9イニングから短縮する。選手の健康への配慮や日程のスムーズな消化が目的。東京都内で開いた国民スポーツ大会委員会で、日本高校野球連盟が2月の理事会で決定した内容を正式に承認した。

 高校野球では酷暑下の試合での熱中症や、連戦や過多な投球数による障害など、選手の健康管理が課題となっており、日本高野連が7イニング制の是非を議論してきた。国スポでの導入を踏まえてメリットや課題を検証し、甲子園大会での実施可否を含めた対応策を年内にまとめる方針。

 国スポの高校野球は夏の甲子園大会の上位校などから硬式、軟式各8校が選ばれて出場し、今年は9月29、30日と10月2日に大津市などで行われる。日程の制約もあり、運営上の負担も懸案となっていた。国際大会などでは7イニング制で争われるものも多いが、国内では9イニング制が長く定着しており、短縮に反発する声もある。

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