日本ハム・伊藤 新球に捕手驚嘆 キックチェンジ習得中「今までで一番苦戦」
「日本ハム春季キャンプ」(2日、名護)
日本ハム・伊藤大海投手(27)がブルペンに入り、習得中の新球「キックチェンジ」で捕手を驚かせた。直球と変化球を22球投げ、一度は投球を終えようとしたが“おかわり”。出力を少し落として新球種を5球投じ、締めくくった。
キックチェンジは通常のチェンジアップより速く、右腕なら左打者から逃げる方向にシンカーのように落ちるのが特徴。多彩な変化球を操る伊藤ですら「今までで一番苦戦しているかもしれない」という難関だ。
この日の感触は「使えそうなのは4、5球投げて1球」とまだまだ発展途上。ただ、ボールを受けた進藤は「横回転で見たことのない感じ。すごいです。ちょっとよく分からなかった」と驚きを隠さなかった。
初の開幕投手を務めた昨季は14勝を挙げ、最多勝と最高勝率の2冠に輝いた大黒柱。キックチェンジについては「シーズン中にどんどん良くしていければ、ぐらいのイメージ。(開幕までに)完成させていくというよりは、シーズン中に成長させていきたいボール」と位置付けた。新たな武器をじっくり磨きあげながら、さらなる進化を図っていく。



