巨人 田中将大が異例のネットスロー1時間超!初日に約200球!終了後に「そんなやってました!?」菅野を復活させた久保コーチが熱血指導
「巨人春季キャンプ」(1日、宮崎)
巨人の久保康生巡回投手コーチが移籍1年目の田中将大に熱血指導。いきなりの“魔改造”が熱を帯び、1時間超に及んだ。
キャッチボール中に田中将のもとへ歩み寄った久保コーチ。体のバランスなどを意識するようアドバイスし、手を体に当てて指導する場面もあった。
さらに投手陣のブルペン入りが終わると、2人でブルペンへ向かった。ここから約1時間、ネットスローを繰り返した田中将。久保コーチがスマホで投球フォームを撮影し、1球ごとに確認。さらにマウンドの傾斜を逆に使って体重移動を確認するなど、右腕の復活へ特別メニューが施された。
開始から40分を過ぎた頃には阿部監督も直々に視察。黙って田中将のネットスローを見守った。報道陣もブルペンの周りに集結。約1時間、ボールが入った籠をおかわりするなど、約200球を黙々と投じた。さらに場所を移して今度は平地で再びネットスローを行い、フォームを再度確認して終了。ベテラン投手が1時間超、約200球のネットスローをキャンプ初日に行うのは極めて異例。最も注目を集めたシーンだ。
久保投手コーチは阪神で長く指導者を務め、ソフトバンク、巨人と指導者を歴任。投手育成には定評があり、昨年は菅野をマンツーマン指導で復活させた。ファンからは敬意を込めて“魔改造”と呼ばれており、田中将の復活ロードが本格的に始まった。
終了後には「そんなやってました!?」と自ら驚きの声をあげた。投球フォームの改良をテーマに掲げているといい「続けていきたい」と語った田中将。キャンプ初日を終え「いい1日でした」と充実の表情を浮かべていた。




