横浜高校ナインが横浜清陵の21世紀枠選出に拍手 “神奈川2校目”に神宮王者が異例の行動 阿部主将「神奈川の野球を見せられるセンバツに」

 21世紀枠で横浜清陵が選ばれ、拍手を送る横浜ナイン(撮影・伊藤笙子)
 センバツの選考結果を見守る横浜の選手たち(撮影・伊藤笙子)
 21世紀枠で初の甲子園出場を決めた横浜清陵の選手ら
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 「選抜高校野球・選考委員会」(24日、大阪市内)

 21世紀枠2校が発表され、九州地区の壱岐と関東地区の横浜清陵に決まった。横浜清陵の名前が呼ばれると、同県の横浜高校では、ナインたちから拍手がわき起こった。

 明治神宮大会を制し、6年ぶり17度目のセンバツ切符を手にした横浜ナインが“神奈川2校目”の選出を祝福した。選手たちは中継を見守っていた中、名前が呼ばれると大きな拍手がわき起こった。これまでは発表時に他校に対して拍手を送ることなどはなかっただけに、異例のシーンだ。

 横浜の阿部主将は「21世紀枠で横浜清陵高校が選ばれて、一緒に神奈川の代表として、神奈川の野球はこれだけ熱いんだ、これだけ凄いんだというのを見せられるセンバツ大会にできたらなと思うので」と語った。

 村田監督は「一緒になって戦ってですね。私なんかは本当に一番、お世話になった先制なので、夢物語のようで。一緒に出られる幸せを感じながら横浜の代表としても頑張っていきたい」と語った。指揮官にとって横浜青陵の野原監督とは、前任の白山高校監督時代に深い交流があったという。

 横浜清陵は昨秋の神奈川大会で唯一、公立校として8強に進出。独自の取り組みでチームを強化し、高校の部活動の原点に立ち返った強化策が評価された。

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