巨人 田中将大が自主トレを公開 ジャイアンツ球場には報道陣60人 坂本勇人と「お立ち台に立つことができたら面白いでしょうし」
楽天を退団し、巨人に入団した田中将大投手(36)が24日、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを公開した。
マー君は移籍後、初めて同球場に足を踏み入れた。テレビカメラ5台、約60人の報道陣が見守る中、「子供のころからファンだった」という巨人のグラウンドで黙々と体を動かした。練習中には内海投手コーチと言葉をかわす場面もあった。
「体の状態は順調に来ていると思います」と語り、ジャイアンツ球場の雰囲気は「新鮮な気持ちです。ぜんぜんわからない施設にきて、中もすごかったですし。しばらくは迷子になりながらうろうろすると思うんですけど、こんな気持ちになれるのはありがたい。いい準備をしてキャンプに臨みたい」と力を込めた。
さらに小学生時代にチームメートだった坂本勇人内野手について話題が及ぶと「ジャイアンツに入団が決まって、その中でそこ(坂本と一緒にプレーすること)は楽しみにしていることの一つ。同じフィールドに立ってお立ち台に立つことができたら、古くから知っている人は面白いでしょうし、そうできるように頑張りたい」と語った田中将。「とにかく日本一はもちろんですけど、個人としては1軍の戦力になること。去年何もしてないですし、大きいことは言えない。競争に勝つ、そこからですね。競争に勝って1軍のマウンドに立つ」と意気込んだ。
右肘のクリーニング手術明けだった昨季登板は1試合のみ。プロ18年目で初めてシーズン未勝利に終わり「めちゃめちゃ悔しかった。やり返したい」と決意し、巨人入りした。日米通算200勝まであと3勝。「ここ数年ずっと聞かれてずっと答えて、ずっと達成できてない。いいかげんクリアしたいなっていう気持ちです」と強い決意を示していた。
リベンジを果たし、存在感を発揮したい2025年。大ベテランが復活イヤーに向けて新天地で第一歩を踏み出した。