中日・小笠原 極秘渡米していた 交渉期限日本時間は25日午前7時
ポスティングシステムでの米大リーグ移籍を目指して交渉中の中日・小笠原慎之介投手(27)が極秘渡米していたことが23日、分かった。交渉期限は米東部時間24日午後5時(日本時間25日午前7時)。移籍へ向けた駆け引きはいよいよ、最終局面を迎えた。
昨年12月にポスティングシステムの申請手続きを済ませてからの交渉は45日間。これまでジャイアンツやカブスなど複数の球団が興味を示しており、期待と現実を行ったり来たりしながら日々を送った。「最後、サインするまでどこの球団になるか分かりません」。中日への残留も選択肢の一つだ。
今年に入って沖縄県北谷町のアグレスタジアム北谷で大野組の自主トレに交じって体を動かした。その後は、地元・神奈川で恩師を訪ね、投球データを計測した。ややひねりを加えた新フォームに取り組んでいる。昨年末に向かった米シアトルの施設「ドライブライン・ベースボール」での分析、フォーム改造の成果として、一定の手応えを感じている。
「期限ギリギリでのサインになると思います」と、予想していた通りとなった。今年はどこのユニホームを着るのか。結論は間もなく決まる。