ソフトバンク・王会長 イチロー氏を祝福「人間業ではない」と思った卓越した技術のすごみ

 野球殿堂入り通知式を終えたイチロー氏(左)は王貞治氏と言葉を交わす(代表撮影)
 野球殿堂入り通知式を終え、記念写真に納まるイチロー氏(左)と王貞治氏(代表撮影)
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 オリックスや米大リーグで通算4367安打を放ったイチロー氏(51)=本名鈴木一朗=の野球殿堂入りが16日、都内の野球殿堂博物館で発表された。

 イチロー氏と親交の深いゲストとして、ソフトバンクの王貞治球団会長(84)がスピーチした。「待ちに待ったイチロー君の殿堂入り。存在はかすむことはない。常に輝き続けると思う」などとたたえ、希代のバットマンの節目を祝福した。

 ソフトバンクの前身にあたるダイエーの監督時代は、ライバル球団のオリックスの中心選手。対策に腐心しただけに「私は相手のチームでしたからね。もう大変痛い思いに何度も何度も遭いました」と振り返った。

 卓越した技術のすごみについて「とにかくボールとバットの芯を結ぶのが本当に天才。これは人間業ではないと思った」と語った。米大リーグでの活躍で日本のレベルアップにも寄与し、現在も高校生世代を指導する情熱と人間性を絶賛した。

 2006年の第1回WBCでは監督と選手として日本代表をけん引し、世界一に輝いた。「チームを引き締め、まとめてくれた」とし「日本の子どもたちのためにも、今まで通り頑張っていただきたい」とエールを送った。

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