前日102球完封の駒大プロ注目左腕・高井が九回に連投 マー君恩師の香田監督に初の勝ち点プレゼント
「東都大学野球、駒大6-4国学院大」(16日、神宮球場)
駒大が国学院大に連勝し、今春初の勝ち点を獲得。2月に就任した香田誉士史監督(53)にとっても記念の1勝となった。
駒大苫小牧(北海道)の監督として、2年生に田中将大(現楽天)を擁した2005年に史上6校目の夏連覇を成し遂げた名将。同大学OBでもあり「初めての感覚。素直にうれしいです。素人だと思っていますので、いろんなことを感じていますし勉強になっている。積み重ねていきたい」と語った。
先発に抜てきした1年生の鯉川晴輝投手(福岡大大濠)が3回2/3を無失点と上々のデビューを果たし、2番手の仲井慎投手(2年・下関国際)が3回1/3を無失点でつないで今季1勝目。前日の1回戦からリーグ戦初出場した永野陽大外野手(1年・日大三島)が初安打、初本塁打を含む3安打2打点と躍動した。
4点リードの九回には、前日の1回戦で102球を投じて初完封勝利を挙げたプロ注目のエース左腕・高井駿丞投手(4年・広島商)が送り出された。先頭から連打と四球で無死満塁のピンチを招くなどし2失点したが、最後は空振り三振を奪って試合を締めた高井。前日の試合後には「抑えた瞬間は喜びましたけど、チームはまだ勝ち点がないので、すぐに明日(16日)投げられる準備をしないとなという考えになりました」と連投も辞さない思いを明かしていた。