オリックスが痛恨完封負けで勝率5割に逆戻り イニングまたいだ宇田川が先頭への四球から決勝点献上 打線は北山6四球を生かせず

 8回、先制を許し、降板する宇田川(左)=撮影・中島達哉
 5回、渡部の送りバントが失敗し、一走・紅林(左)もアウトになる(撮影・中島達哉)
 9回、死球を受けうずくまる頓宮(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム1-0オリックス」(29日、エスコンフィールド)

 オリックスが痛恨の完封負けで勝率5割に逆戻りとなった。八回、イニングをまたいだ宇田川が郡司に決勝タイムリーを浴びた。

 日本ハム先発・北山の前に初回から七回まで毎回走者を出した。だが決定打を放つことができず、スコアボードにはゼロが刻まれた。

 先発の曽谷は6回2安打6奪三振の好投で無失点。七回から宇田川にスイッチし、日本ハム打線を三者凡退に斬った。しかしイニングをまたいだ八回、先頭の水野に四球を与え、犠打で得点圏に走者を背負うと、2死後、郡司に初球を捉えられて三遊間を破られ、決勝の1点を与えた。

 九回は先頭の頓宮が田中の直球を左前腕に受ける死球で出塁となったが、即座に中嶋監督が代走を告げて途中交代。2死三塁まで好機を拡大したが、ホームが遠かった。

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