ヤクルト・高津監督が連敗止めた「少しの賭け」 リベンジ組の大西&清水をあえて投入し「投げる投手も腹くくっているわけですから」

 オスナ、清水を笑顔で迎える高津監督(撮影・金田祐二)
 連敗を止め、笑顔でハイタッチする高津監督(奥)ら(撮影・伊藤笙子)
 9回、最後を締めた清水(撮影・金田祐二)
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 「ヤクルト3-1阪神」(7日、神宮球場)

 ヤクルトが連敗を「4」でストップ。投打に助っ人勢の活躍があった裏で、高津監督は「少し賭けですよ」と決死の選択をしたことを明かした。

 1点リードで迎えた八回。マウンドには5日の阪神戦で押し出し四球など、本来の投球とは程遠い結果を出した大西を送った。「あんまりモヤモヤしたまま登板間隔があくのが、僕は好きじゃなかったので」と自らの経験とも照らし合わせて采配し、チャンスをもらった大西も「すごくありがたい。だから、なおさら意気に感じてというか、やってやろうっていう気持ちになりました」と覚悟を決めた。

 ストライク先行で貫いたのは攻めの投球。1回1安打無失点で九回につなぐと、最後は今週2敗していた清水がきっちりと締めくくった。高津監督の意図、期待に応えたリベンジ組。清水も「打たれてしまっているので、もう1試合1試合切り替えてやるしかない」と腹をくくり、3年ぶりのセーブを挙げた。

 試合後に高津監督は「それはもう、少し賭けですよ。投げるピッチャーも腹くくっていっているわけですから、こちら指名する方も」と心情を明かし、「こうやって結果が出ると、また次フレッシュな気分で火曜日を迎えられる。今日はゆっくりできるでしょうし、明日の移動も気分いいでしょうし。また違った気分で来週を迎えられるという、そういう気持ちの切り替えがリリーフには大事なんじゃないかなと思います」と親心を語った。

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