健大高崎 箱山主将が語った「昭和イズム」全員で五厘刈り&大切にした根性論「もう一回、大切にしようと」接戦勝ちきる要因に

 「選抜高校野球・決勝、高崎健康福祉大高崎3-2報徳学園」(31日、甲子園球場)

 初優勝を飾った高崎健康福祉大高崎の箱山主将は、表彰式後にチーム全員で五厘刈りを敢行したエピソードを披露。「今の時代に反しているのかもしれないですけど」と前置きした上で、「昭和イズム」を赤裸々に語った。

 それもチームを頂点へと押し上げるため。昨年まで「近年はフレッシュにというか冷静にさわやかに、悪く言えばすかしたプレーだったり、勝負事にこだわれてないチームだった」と箱山は分析していた。

 そのため「高校生で五厘刈りであったり、今の時代に反しているのかもしれないですけど、昭和の昔の執念だったり、泥臭くだったり。心を使って戦う野球。負けたくないという根性論をもう一回大切にしよう」と選手に問いかけ一致団結。今大会は開会式前、準々決勝の山梨学院戦前に全員がバリカンで五厘に刈りそろえた。

 「去年、慶応高校が優勝して髪が長いところで優勝できるというのを証明できたと思うんですけど、自分たちは全員で五厘刈り。古いというか、昔のような考え方でと世間は言うと思うんですけど、髪の毛は何でもいいんだと。五厘刈りで臨んで優勝できたので関係ない」とキッパリ。こだわりの丸刈りでチームは接戦を勝ちきり、頂点へと駆け上がった。

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