朗希弟の中大・佐々木怜希 兄のグラブ持参し初練習 大学では投手一本で勝負

 ロッテ・佐々木朗希投手(22)の弟で、東都大学野球リーグの中大に今春入学を予定する大船渡の佐々木怜希投手(3年)が2日、同大学グラウンドで初練習を行った。

 高校では遊撃でもプレーしたが、チーム事情で2年秋に投手転向。3年夏の岩手県大会3回戦で盛岡一戦に先発も敗戦し「高校で野球をやめると思っていたんですけど、悔しい結果に終わってしまって、大学でも野球をやりたいと思った」と決断に至った。

 昨年8月に中大の練習を見学し、「すごい成績を残してますし、雰囲気もいい」と志望。合格が決まった際には、朗希から「おめでとう」と言葉をかけられたという。

 前日1日の入寮に際しては、内野手用グラブは持ち込まず、兄から譲り受け昨夏の試合でも使用した投手用グラブのみを持参。「ピッチャーで野球の楽しさを改めて分かったので」と大学では投手一本で勝負するつもりだ。「レベルの高さを感じてます。まずは環境に慣れて、体もしっかり作って、秋のリーグ戦に出られるように頑張りたい」。控えめな笑みの奥に、覚悟がにじんだ。

 ◆佐々木 怜希(ささき・れいき)2005年4月25日生まれ、18歳。岩手県陸前高田市出身。178センチ、72キロ。右投げ右打ち。投手。小学3年から猪川野球クラブで野球を始め、大船渡一中では軟式野球部に所属。大船渡では、1年秋からベンチ入り。50メートル走6秒2、遠投100メートル。高校通算3本塁打。最速143キロ。兄はロッテ・佐々木朗希。

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