オリックス・山下舜平大「8割」で151キロ 捕手立たせ2度目ブルペン「順調」 春季Cへ視界良好

 腰椎分離症からの完全復活を目指すオリックス・山下舜平大投手(21)が23日、舞洲の球団施設で今年2度目のブルペン投球を行った。捕手を立たせたままで151キロの剛速球を披露。気温5度の寒さ厳しい環境下で、力強いボールを投げ込んだ。

 18日にブルペンで捕手を立たせたまま投球した際は150キロを計測。この日も直球、カーブの計12球を投じていたが、150キロ超のボールはうなりを上げて、捕手のミットへ吸い込まれた。

 「強度は8割くらいです。今の10割が本来の10割ではないと思うので、今出せる強度」と山下は振り返る。余力がある状態で投げても151キロを出せる。最速160キロ右腕のさらなる進化を期待させるような、ブルペンでの内容だった。

 腰椎分離症を発症したことで、キャッチボールでは少し腕を下げて調整している。「無理やり腕を上げると腰も危ないので」と再発防止のためだ。その練習法の影響からかキャッチボールではツーシーム気味に曲がるボールもあったが、本人は「(試合で)シュート回転は嫌なので」と、あくまでマウンドではきれいな真っすぐの軌道にこだわりたいそうだ。

 キャンプインへ向け、視界良好かを問われると「もう順調です」と力強い。ケージ裏で見守った福良GMからも「良い感じやな」と声をかけられた。焦らず、着実に戦闘態勢を作っていく。

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