荒木大輔氏 44年前の「大ちゃんフィーバー」は「怖かった」あれよあれよと勝ち進み「不思議だよ、あれは」

 荒木大輔氏
1980年夏に準優勝した早実の1年生投手荒木大輔=甲子園球場
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 元ヤクルトで野球解説者の荒木大輔氏(59)が、17日に配信された大久保博元氏のYouTubeチャンネルに出演。早実高校時代の「大ちゃんフィーバー」を振り返った。

 1980年の入学後、1年時はサードの控えだったが、練習試合で登板して好投。夏の大会ではエースの故障により登板することになり「勝ち進んじゃった。何か知らないけど。抑えちゃった。不思議だよ、あれは。乗せられた。自分のこと言うのもあれだけど、そこまでのピッチャーじゃない。なんか不思議な感覚」と笑った。

 甲子園でも快投が続き、1年夏でいきなり準優勝。「大ちゃんフィーバー」が巻き起こった。練習試合で対戦した斎藤雅樹、甲子園で対戦した畠山準らの投球に衝撃を受けたとする一方で、勝ち上がっていく現実に「なんか勝ち上がっただけ。自分で勝ち上がったんじゃない。勝手に連れて行かれた。野球の神様がこうしよう、みたいな感じ。対戦した学校は『何であの学校に負けるの?』みたいな感じだったと思う」と謙遜した。

 「大ちゃんフィーバー」について、荒木氏は「学校の行き来は大変だった」とし、「怖いよね。最初はいいよ。物もらったり。あの当時は手縫いの人形とか。ふと冷静になったとき、怖いのよ。何か入っているんじゃないか。当時で言えばバレンタイン。一生懸命作ってくれたと思うんだけど、さすがに知らない人。親戚のお姉さんとかが作ってくれたら喜んで食べるけど」と苦笑いを浮かべた。

 当時、彼女も「いないよ。男子校だし」と明かし、登下校時は仲間がさりげなく荒木氏を取り囲むように守ってくれたという。「異様な雰囲気だったとは思うけど、そういう意味じゃ何もないんだよね。学校でも特別扱いではなかった」と語った。

 荒木氏は82年ドラフト1位でヤクルト入団。プロでは通算39勝49敗2セーブの成績を残した。

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