日本ハムの田宮裕涼（ゆあ）捕手（２３）が２２日、北海道北広島市の球団事務所で契約を更改した。今季の推定年俸５７０万円から「少し上がりました」と笑顔を見せた。

　今季は２軍で経験を重ね、終盤戦の９月２２日に１軍昇格。２５日の楽天戦で田中将からプロ１号本塁打を放つなど、１０試合に出場して打率・２５８、２本塁打、９打点。得点圏打率・５００の成績。盗塁阻止率・５００の強肩“ゆあビーム”も披露し、攻守にアピールした。

　今季を振り返って、「苦しいシーズンではあったんですけど、本当に１軍で試合に出るためにと思ってずっとやってきたので、最後、１軍で結果を出せて良かったかなと思います」と話した。

　来季の目標は「まずは開幕スタメンを目指して頑張っていきたい」ときっぱり。盗塁阻止率について「全部刺したいんですけど、そういうピッチャーとのあれもあるので、最低３割は差したい」と掲げた。このオフは「体幹だったり肩肘のインナーとかを鍛えたい。ずっと試合でいいパフォーマンスをするためにけがをしないような」と内面を鍛え上げて、正捕手の座を狙う。