広島ドラ1・常広が142球の熱投で青学大を決勝進出へ導く 3失点完投「ここまで来たら日本一に」

 完投勝利で決勝進出を決めて喜ぶ青学大・常広羽也斗(中央)=撮影・佐々木彰尚
7回、左前打を放ち喜ぶ青学大・常広(撮影・佐々木彰尚)
富士大打線相手に好投する青学大・常広(撮影・佐々木彰尚)
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 「明治神宮大会・大学の部・準決勝、富士大3-4青学大」(19日、神宮球場)

 広島ドラフト1位の常広羽也斗投手が142球の熱投で3失点完投勝利。史上5校目、通算6度目となる大学4冠(春、秋のリーグ戦、全日本大学選手権、明治神宮大会)を目指す青学大の決勝進出に貢献した。

 6四死球と苦しんだが、最後まで投げ抜いた。2-0の四回、四球からピンチを広げて中前適時打を浴びて1点を失うと、五回にも1失点し同点に。しかし、直後に味方が勝ち越すと、六回は三つのアウトを全て三振で取った。4-2の八回に左越えソロを被弾して1点差に迫られたが、後続を打ち取って追加点は与えなかった。

 打者としては三回無死一塁で投犠打を決め、1番・中田の先制2ランを演出。3-2の七回には1死二塁で三遊間を破る左前打を放ち、4点目につなげた。

 ストレートがばらつく中でも変化球を我慢強く低めに集め、完投した右腕。グラウンドでのインタビューでは「ここまできたら日本一になるという強い気持ちを持ってのぞみたい」と常広。粘り強い投球でチームを勝利へ導いた。

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