最速153キロの二刀流、太成学院大・田中大聖が2安打1打点 「打者でも投手でも求められた方を」
「近畿学生野球2部、神戸医療未来大2-1太成学院大」(27日、くら寿司スタジアム堺)
太成学院大が神戸医療未来大との無敗対決に惜敗した。太成学院大の今秋ドラフト候補・田中大聖投手(4年・鶴岡東)は「3番・指名打者」で出場。八回に1点差に追い上げる右前適時打を放つなど3打数2安打1打点と実力を示した。田中は「勝ちきれなかったのは悔しい」と唇をかんだ。
最速153キロを誇る右腕はチームの主軸も務める二刀流。今秋は投打ともに高いレベルでのプレーを維持するため、DHで出場しながらブルペンで待機している。この日も肩を温めていたが、出番はなかった。「ピッチャー陣が頑張ってくれている。(投手として)なかなか出番はないが、打つ方で結果を残せるように」と二刀流ならではの切り替え方でチームに貢献している。
この秋にかける思いは人一倍強い。春は投打ともに思ったような成績が残せず、チームも3位に終わった。その悔しさから私生活を大きく改善した。まずは食事管理。揚げ物など体に悪いものを避けるために家族とは別の献立を用意してもらうなど工夫を重ね、体重は4キロ落ち、91キロに。睡眠も改善し、今では9~10時間は寝るようになったという。「疲れの抜け方が違う。この体重が一番動きやすいと分かった」と確かな手応えを感じている。
最高の準備で迎えたラストシーズン。田中はここまで打率5割越えで投手としても登板するなど大活躍。チームは主将に引っ張られるように躍進し、3勝3分の無敗で首位攻防戦に挑んだ。惜しくも初戦を落としたものの「残り3戦しっかり戦いたい」と前を向いている。
この日は中日と楽天が視察に訪れるなど投打にわたって高いポテンシャルを秘めている田中にプロも注目。「打者でも投手でも求められた方をやりたい」と万全の準備で運命の日を待つ。



