青学大・常広 11球団の前で4回1/3を3失点 勝ち切れずもスカウトは変わらぬ評価

 「東都大学野球、国学院大3-0青学大」(19日、神宮球場)

 2回戦3試合が行われた。青学大は国学院大に敗れ、1勝1敗。今秋ドラフト1位候補の常広羽也斗投手(4年・大分舞鶴)は同点の八回から2番手で登板し、4回1/3を2安打3失点(自責1)だった。阪神は嶌村球団本部長と担当の吉野スカウトの2人体制で視察するなど、集まった11球団のスカウト陣が熱視線を送った。東洋大と中大も1勝1敗で3戦目に持ち込んだ。

 2試合連続のタイブレークも勝ちきれなかった。八回から登板した常広は延長十一回まで0を並べる力投。しかし、十二回無死満塁で暴投と適時打で3失点して降板した。安藤寧則監督(46)は「過去を振り返っても負けるときはこんなものかな」とフォローした。

 右腕の登板に11球団が集結。失点が響いてチームは敗れてしまったが、広島・苑田スカウト統括部長は「チームの何本柱というピッチャーになれる」と、変わらぬ評価を語った。

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