日本ハム・木村文紀が引退会見「恵まれた野球人生」投手から野手に転向、紆余曲折へて17年 20日古巣・西武戦の本拠地で最後の勇姿

 花束を手に記念撮影に応じる木村(撮影・中島達哉)
 引退会見で質疑応答に応える木村(撮影・中島達哉)
 引退会見でプロ野球生活を振り返る木村(撮影・中島達哉)
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 日本ハムの木村文紀外野手(35)が18日、北海道北広島市のエスコンフィールドで引退会見を行った。

 木村は「ピッチャーで西武ライオンズに入団して、野手に転向して、17年間というプロ野球生活を送るとは想像もできていなかったですし、野手、ピッチャーと経験できたということは自分の中でも今後の自慢でもありますし、満足できた野球人生だったなと今、思います」と振り返った。

 木村は昨季は1軍で38試合出場し、2本塁打。だが今季は脇腹、膝、足首、腰と相次ぐ故障を抱えた影響で1軍昇格はなかった。2軍では打率・250、6本塁打、20打点だった。「ケガの多いシーズンでしたし、正直、自分の中で現役にこだわってやりたいという気持ちも少しはありましたけど、家族と話し合った結果、引退するっていうことを決断しました」と明かした。

 記憶に残る試合として「ピッチャーで初勝利を挙げた試合であったり、野手に転向して初めてサヨナラホームランを打った試合であったり、去年静岡で決勝3ランを打った試合」と3つの試合を挙げた。

 20日の古巣西武戦(ベルーナ)には1軍に昇格して出場する予定。「恵まれた野球人生だと思います。両球団に感謝したい。最後の最後まで全力で戦って終われればいいかなと思っています」。両親、家族を招いて最後の勇姿を披露する。

 木村は埼玉栄高から06年高校生ドラフト1巡目で西武に入団。12年に投手から外野手に転向した。19年はレギュラーを勝ち取り、自己最多の130試合に出場。規定打席に2打席足りないだけの441打席に立ち、10本塁打。リーグ連覇に貢献。21年シーズン中に日本ハムへトレード移籍した。

 1軍通算成績は、投手としては41試合に登板し1勝4敗、打者としては710試合に出場し打率・213、42本塁打、154打点だった。183センチ、87キロ。右投げ右打ち。

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