U18日本開幕3連勝 前回優勝の米撃破 前田が5回2/3を0封8K!馬淵監督「期待通り」

 「U18W杯・1次リーグ、日本代表4-3米国代表」(3日、台北)

 1次リーグB組で、日本は2勝対決となった前回大会優勝の米国に競り勝ち、開幕3連勝を飾った。世代屈指の左腕・前田悠伍投手(大阪桐蔭)が5回2/3を4安打無失点と好投。打線も初回に2点を先制すると、五、六回に1点ずつ効果的に得点した。最終回に1点差とされたが全員で奮闘。なんとか逃げ切り、難敵から貴重な白星を奪った。

 満を持して今大会初のマウンドに上がった前田が、堂々の投球で役割を全うした。「馬淵監督から任されたということで、強い気持ちを持って一球一球、丁寧に投げ込むことだけを意識しました」。5回2/3を4安打無失点と米国打線を封じた。

 立ち上がりから安定感は抜群だった。「取りたいところで三振が取れた」と二回以降は毎回の8奪三振をマーク。四回無死二塁のピンチでは、4番を投ゴロに仕留め、二走の挟殺プレーから仲間の冷静な判断で併殺に。リプレー検証も入り、中断時間もあったが動じず。2死走者なしからの再開後は見逃し三振で、傾きかけた流れを再び取り戻した。

 台風の影響で試合前、試合中も雨が降ったが、ぬかるんだマウンドもなんのその。「大阪桐蔭の時から雨で土が緩いときでも練習していたので、特に嫌がることなくいつも通り投げ込んでいけた」と頼もしい。そんな左腕の投球に馬淵史郎監督(67)も「さすがという感じでしたね。相手に隙を与えない、ランナー1人くらい出しても落ち着いたピッチングでしたね。本当に。期待通りです」と手放しに褒めた。

 初の世界一へ貴重な勝利を挙げ、開幕3連勝で勢いは増す。前田は「流れに乗ってこのまま勝ち進んでいければ」と力を込めた。

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