U18日本が2連勝 主将・小林がチームけん引の4安打「試合を重ねながら成長したい」

 「U18W杯、日本7-0パナマ」(2日、台北天母野球場)

 1次リーグB組で日本はパナマを7-0で退け、開幕2連勝とした。中山優月投手(智弁学園)と木村優人投手(霞ケ浦)が3回ずつ投げ、3番手の高橋煌稀投手(仙台育英)も得点を許さなかった。打線は2番の小林隼翔内野手(広陵)が先制打を含む4安打4打点の活躍を見せた。パナマは1勝1敗。B組では前回優勝の米国がスペインを6-2で下して2連勝。オランダはベネズエラに8-2で快勝し1勝1敗。

 雨の影響で試合開始が遅れるなど難しいコンディションの中、打線を引っ張ったのは主将の小林だった。初回に内野安打を放つと、三回1死一、三塁の先制機で打席へ。「どんな形でも点が欲しかった」とエンドランのサインで遊撃へ内野安打を放ち、先制点をもたらした。

 五回にも安打を放ち、迎えた六回には2死満塁から右中間へ走者一掃の適時三塁打。勝利を決定づけた一打に「追い込まれていたのでバットを短く持った」と対応力の高さを見せた。

 次戦の相手は日本と同じく2連勝を記録している米国だ。「試合を重ねながら成長したい」と力強く言い切った主将。初優勝へ向け、小林を先頭にチームは突き進む。

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