DeNAが完封負けでV黄信号 首位・阪神と11ゲーム差 打線が三塁踏めず好投のバウアーを見殺し

 5回終了後、ベンチ前でナインを鼓舞するバウアー(撮影・西岡正)
 3回、大山に右前打を打たれて汗を拭うバウアー(撮影・堀内翔)
 4回、左翼線へ安打を放つも二塁でアウトになるソト(撮影・西岡正)
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 「横浜DeNAベイスターズ0-2阪神タイガース」(20日、横浜スタジアム)

 DeNAが完封負けで首位阪神に痛恨の連敗。好投のバウアーを見殺しにし、ゲーム差は「11」へと広がり、1998年以来の優勝へ黄信号が灯った。

 三浦監督は中継局のインタビューで「バウアーも粘りの投球でいいピッチングをしてくれた。残念です」と悔やんだ。「もう一度、気持ちを入れ直して戦っていきたいと思います」と声を絞り出した。

 阪神・伊藤将の術中にはまった。ボールを丁寧に低めへ集められ、序盤三回でわずか1安打。四回には2死から左翼線への打球で二塁を狙ったソトが、ノイジーの好送球にあって憤死した。

 七回には1死一、二塁の好機を作るも、大和が痛恨の遊ゴロ併殺打で無得点に終わった。三塁を踏めず、最後まで伊藤将をマウンドから引きずり降ろすことができなかった。

 先発のバウアーは9安打を浴びながらも粘りに粘った。二回に木浪に先制の適時打を許し、四回には投手の伊藤将に中前適時打を浴びた。それでも気迫を前面に出した投球で阪神打線に追加点を許さず、味方の援護を待ったが…8回2失点で2桁10勝目を逃した。

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