DeNA 三浦監督の勝負手不発で自力V消滅…代打送られた佐野はベンチで涙目 首位阪神に痛恨3連敗 4位転落

 7回、好機で佐野(右)に代打を送った三浦監督(左から2人目)=撮影・吉澤敬太
 7回、佐野(7)に代えて楠本(右手前)を代打に送る三浦監督(中央)=撮影・立川洋一郎
 7回、好機で代打を送られ、うつむきながらベンチに下がる佐野(7)。右は三浦監督(撮影・吉澤敬太)
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 「横浜DeNAベイスターズ2-3阪神タイガース」(6日、横浜スタジアム)

 DeNAは三浦監督の勝負手が不発に終わり、阪神に同一カード3連敗。貯金は底をついて勝率5割に逆戻り。97試合目にして自力優勝の可能性が消滅した。

 阪神に3点のリードを許したが、反撃に転じたのは六回。牧&ソトの連続適時打で1点差へと迫った。さらに七回は大和の安打と伊藤の犠打エラーで無死二、三塁と一打逆転の好機を作った。しかし桑原が空振り三振に倒れると、三浦監督は佐野に代えて同じ左の代打・楠本を投入した。

 今3連戦では9打数1安打と低迷していた佐野。ベンチに戻ると最前列で目を真っ赤に充血させて、涙をため込んでいるようにも映った。まさに指揮官の勝負手だったが、楠本は遊飛に倒れ、関根も空振り三振に終わった。痛恨の不発だ。

 八回も1死一、三塁の好機を作りながら、代打・蝦名は空振り三振。続く大和も中飛に倒れて無得点に終わった。あと1点が重くのしかかり、引き分けを挟んで4連敗となったDeNA。三浦監督は代打策について「勝負をかけてとれなかったのは自分の責任」と語った。佐野は「監督の判断にそれは従うしかないですし、はい。打者として悔しい思いが1番ですね」と話し、「チームが勝つ可能性が高いものを選択して采配するのが監督の決断だったということ。本当にただそれだけ。悔しいという思いしかない」と気丈に語った。

 巨人が広島に大勝したため、チームは4位に転落。再浮上へ、主将の奮起がカギになる。

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