巨人・高梨に甲子園のスタンドからブーイング 異様な雰囲気に包まれる 1死しか奪えず2失点で降板

 7回、阪神ファンのブーイングを浴びながら登場する高梨(撮影・高部洋祐)
 7回、マウンドで菊地(左)に降板を告げる原監督(撮影・山口登)
 7回、坂本に勝ち越し犠飛を打たれる高梨(撮影・飯室逸平)
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 「阪神タイガース-読売ジャイアンツ」(26日、甲子園球場)

 巨人の高梨雄平投手が4番手として、1点リードの七回1死一、二塁から登板。左腕がリリーフカーに乗って登場した際には敵地のスタンドからブーイングが注がれた中、1死しか奪えず、同点打&勝ち越し打を許して降板した。

 5-4の七回1死一、二塁からマウンドに上がり、先頭の佐藤輝に左前への同点適時打を浴びた。さらにノイジーには四球を与え、1死満塁となり、坂本に勝ち越しの中犠飛とされた。次打者・小幡には左中間を破られる2点適時三塁打とされ、1死しか奪えず、2失点で降板。原監督から降板を告げられると、伏し目がちにグラウンドを後にした。

 高梨は2日の同戦で近本に対して、右脇腹付近に死球を当ててしまい、その後、近本は右肋骨の骨折が判明し、戦線を離脱していた。

 25日の試合前練習では高梨が近本に歩み寄る形で、頭を下げて謝罪。近本も両手でOKサインをつくり、笑みを浮かべていた。高梨は練習後に「向こうも走塁練習中だったので、ごめんねって感じで。練習中にお邪魔させていただきました」と丁寧な言葉で説明していた。

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