元巨人、西武の三浦貴さんが死去 45歳 浦和学院時代の恩師・森士前監督「最期まで野球人だった」 亡くなる直前に面会

 巨人、西武でプレーし、引退後は母校の浦和学院で指導者を務めていた三浦貴(みうら・たか)さんが24日に亡くなったことが25日、分かった。埼玉県出身。45歳だった。

 三浦さんを浦和学院時代に指導した、前監督の森士氏が取材に応じた。亡くなる前日の23日に三浦さんの容態が悪いという情報を聞き、療養中の自宅で会っていたことを明かし、「薬の副作用でもうろうとはしていたが会話はできた。『お前がいてくれたから幸せな監督人生だった』と伝えられて良かった」と故人を偲んだ。

 三浦さんは浦和学院3年時に春夏連続で甲子園に出場し、指導者としても母校に関わっていた。

 三浦さんは7月初旬まで高校野球埼玉大会の大会役員として顔を出し、4月には生徒たちに特守を行う動画を撮影するなど、容態が悪くなる直前まで野球に関わり続けていた。森氏も「生徒たちにとっても生きた見本だったと思う。最期まで野球人だったね」と労った。

 三浦さんは東洋大から2000年のドラフト3位で投手として入団。ルーキーイヤーは49試合に登板し、3勝2敗、防御率3・41を記録。03年から原辰徳監督の勧めで野手に転向し、同年9月には中日戦で初打席初本塁を放った。07年限りで巨人を退団し、08年に西武に入団、翌年限りで現役引退した。引退後は母校の教員として勤務し、その後、野球部のコーチとして指導に当たっていた。

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