5勝目のロッテ・佐々木朗希「自分でいって抑えないと勝ちにふさわしくないと思った」責任感で志願の続投

 今季5勝目を挙げヒーローインタビューで会心の笑みを浮かべる佐々木朗(撮影・開出牧)
 試合後、ライトスタンドをバックにポーズを決める(左から)角中、佐々木朗、山口(撮影・開出牧)
 試合後、フェンス越しにサインをサービスをする佐々木朗(撮影・開出牧)
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 「ロッテ6-5広島」(11日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテの先発・佐々木朗希投手が今季5勝目。7回109球を5安打2失点、10奪三振。5回の羽月への4球目では自己最速&NPB日本人最速タイの165キロをマークし「湿気あるなかでなかなかこう思うようにいかないところもあったんですけど、序盤満塁ホームランが出て思い切って投げることができた」と振り返った。

 四回までは完全投球。初回から160キロ超えを連発し、紅白に染まったスタンドからは歓声が沸いた。だが、4-0の五回には3安打と1四球を許し2失点。6-2の六回には暴投と安打で1死一、三塁のピンチを招いた。それでも最後は田中をフォークで見逃し三振に仕留め無失点とした。

 六回で球数は94球に達していたが、右腕は続投を志願。七回まで投げきり、プロ最多の109球を投じた。「球数よりもイニングを。五回に(点を)取られてしまって自分で点差を縮めたので、そこは自分でいって抑えないと勝ちにふさわしくないと思った。そういう気持ちは持っていきたい」。責任感を持って、七回のマウンドに立った。

 広島打線は、「対朗希」仕様で、8番のデビッドソン以外は全員が左打者だった。それでも右腕は要所を締めた投球を披露し、吉井監督は「相手も朗希をやっつけようと思ってきている。そんな中で彼なりに工夫して、気持ちの方もそうですけど、いろんなことを考えながら投げていると思う。成長には本当につながる」と話した。

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