「神奈川大学野球、桐蔭横浜９－４横浜商大」（２０日、関東学院大ギオンパーク）

　今秋ドラフト候補に挙がる桐蔭横浜大の最速１５０キロ左腕・古謝樹投手（４年・湘南学院）が先発し、６回２／３を８安打３失点で今季５勝目を上げた。

　「調子がよくなかったけど修正しながら投げられた」。毎回走者を背負っても辛抱強かった。３失策した野手陣には自ら声かけ。最高学年となり、自覚が強くなったことで「去年より格段にまとまっている」と最低限の仕事を果たした。

　この日はＮＰＢ６球団のスカウトが視察。最速は阪神のスピードガンで１４５キロを計測し、吉野スカウトは「左（投手）でこれだけまとまっていたらいい」と評価した。

　「今年１年間自分ができることを全てやって、ドラフトに選ばれたら」と左腕。持てる全てを発揮し、最大限のアピールをしていく。

　◆古謝　樹（こじゃ・たつき）２００１年８月１８日生まれ、２１歳。神奈川県横浜市出身。１８２センチ、７６キロ。左投げ左打ち。投手。兄の影響で幼稚園年少から山友スターズ少年野球部で野球を始め、岩崎中は軟式野球部に所属。湘南学院では１年秋からベンチ入り。桐蔭横浜大では２年春にリーグ戦デビュー。最速１５０キロ。リーグ戦通算１５勝２敗。遠投１００メートル、５０メートル走６秒３。