青学大が17年ぶり東都V ドラフト注目・常広は気合の6回1失点 納得の88球

 「東都大学野球、青学大10-1国学院大」(17日、神宮球場)

 2回戦1試合が行われ、青学大が2連勝で勝ち点を挙げ、2006年春以来、17年ぶり13度目の優勝を決めた。今秋ドラフト1位候補に挙がる常広羽也斗投手(4年・大分舞鶴)が6回4安打1失点と好投。打線は4本塁打を含む15安打10得点と投打がかみ合った。青学大は6月5日開幕の全日本大学選手権(神宮、東京ドーム)に出場する。

 満面の笑みでベンチからマウンドに駆け寄った。先発・常広が好投で試合を作り、17年ぶりの優勝に貢献。「入学したときは2部で、2部を経験している代が1部に上がって1部で優勝。うれしい」と喜びをかみしめた。

 テンポよく打ち取った。4-0の初回、先頭に四球を与えたが、後続を抑えて無失点で切り抜けると、五回まで毎回の7奪三振。六回に失策が絡んで1失点したが「合格点」と、納得の88球で仲間にバトンタッチした。

 気合を入れて立ったマウンドだ。昨秋は勝てば優勝が決まる駒大戦で九回にリリーフ登板し、暴投と適時打でサヨナラ負け。今でも悔しさが残るからこそ、「今日は自分が責任を取るつもりでマウンドに上がった」と、懸命に腕を振った。

 青学大は過去5度全日本大学選手権に出場し、4度優勝、1度準優勝とめっぽう強い。「日本一の最後のマウンドで自分のピークを持って行けるようにここから上げていきたい」。戦国東都を制したプライドを胸に、全国の頂点をつかみにいく。

 ◆常広羽也斗(つねひろ・はやと)2001年9月18日生まれ、21歳。大分市出身。180センチ、73キロ。右投げ右打ち。投手。南大分中では大分シニアでプレーし、大分舞鶴では1年夏からベンチ入り。青学大では2年春からリーグ戦デビュー。最速153キロ。リーグ戦通算5勝1敗。50メートル走6秒2、遠投120メートル。

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