佐々木朗希が165キロを4発!気迫の投球で勝ち越し許さず7回3失点 大谷と並ぶNPB日本人最速タイ記録

 力投する佐々木朗(撮影・石井剣太郎)
 佐々木朗が165キロを計測(撮影・石井剣太郎)
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 「オリックス-ロッテ」(28日、京セラドーム大阪)

 先発した佐々木朗希投手は7回3失点と気迫の投球。自身4戦4勝はならなかったが、NPB日本人最速タイ記録となる165キロを計4度、たたき出した。

 場面は五回1死、杉本に大した初球だった。高めのストレートが165キロを計測。敵地・京セラドームが大きなどよめきと拍手に包まれた。さらに六回にも2死から適時内野安打を浴びた茶野の初球で165キロを計測。オリックス打線に勝ち越しを許さなかった。

 初回に森に適時二塁打を浴びて先制点を失い、開幕からの連続イニング無失点記録が「20」でストップ。さらに四回は茶野の痛烈な打球がワンバウンドで左足に当たるアクシデントがあり、引きずるそぶりも見せた。適時内野安打と犠飛で計3失点。それでも味方打線が五回に同点に追いつくと、若き右腕のギアが一段とあがった。

 七回は肩で息をするようなシーンがありながらも、1死一塁から中川圭の2球目にこの試合3度目の165キロを計測。球数が100球を超え、2死二塁のピンチで森には4度目の165キロが死球となって出塁を許した。マウンドで不安げな表情を浮かべたが、森が治療を終えて出てくると安どの表情。気持ちを切り替え、杉本を空振り三振に仕留めた。

 佐々木朗は3月の侍ジャパン強化試合・中日戦で165キロを記録しており、自身最速タイ記録となった。

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