日本生命・山田健太 プロ入り再出発弾 昨秋指名漏れ 新天地でプロ注目右腕から一発

 「JABA京都大会、三菱重工West2-1日本生命」(25日、マイネットスタジアム皇子山)

 予選リーグが行われ、日本生命の山田健太内野手(22)=立大=が今大会1号を含む3安打と躍動した。昨秋ドラフト会議で指名漏れし、来秋のドラフトを目指すルーキー。結果を残し、新天地で飛躍を遂げる。

 両手に心地よい感触が残った。山田のバットから放たれた白球が美しい弧を描いてスタンドに飛び込む。今大会1号となる先制ソロ。新天地での活躍を誓うルーキーが敗戦の中で確かな光を放った。

 「7番・二塁」で先発出場し、懸命に打線を引っ張った。豪快な一発は両チーム無得点の四回だ。先頭で打席を迎えると、プロ注目右腕・竹田のカーブを捉えた。「うまく反応できて、欲を出さずにやるべきことがやれた」と完璧に捉えた打球は左翼スタンドへ到達。こん身の一振りで先制点を奪った。

 二回の第1打席では左翼線へ二塁打を放ち、六回には左前打をマーク。ただ、1点を追う八回2死一、三塁のチャンスでは空振り三振に倒れ「何とか犠牲フライをと思ったんですけど、技術不足だった」と悔しさをにじませた。

 大阪桐蔭では春夏の甲子園連覇に貢献し、立大でも1年から活躍。大学日本代表の主将を務めるなど、ドラフト上位候補の声もあったが、ドラフト会議で名前が呼ばれることはなかった。2年後のプロ入りを目指し、再スタート。「チームとして都市対抗に出られていないので、そこに何とか貢献できるようにやっていきたいなと思います」と山田。結果を残し、存在感を示し続ける。

 ◆山田 健太(やまだ・けんた)2000年7月19日、愛知県稲沢市出身。22歳。183センチ、87キロ。右投げ右打ち。二塁手。千代田小2年から東築ライオンズで野球を始める。千代田中では東海ボーイズでプレー。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入りし、3年時に甲子園春夏連覇を達成した。立大では1年からベンチ入りし、4年時には大学日本代表の主将も務めた。

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