今秋ドラフト候補の同大・真野が1失点完投で近大との接戦を制す「エースの自覚を持って投げました」

 「関西学生野球、同大3-1近大」(14日、甲子園球場)

 同大が近大との接戦を制し、先勝した。今秋ドラフト候補の最速152キロ右腕、同大・真野凜風(りんか)投手(4年・天理)が、9回を投げて4安打1失点、9奪三振。複数のNPBスカウト陣が見守る前で安定感のある投球を見せ、今季2勝目を手にした。

 「今日はこの1週間で修正し、球速も思ったような数字が出ていた。そこは、一番よかったかなと思います」

 立ち上がりから丁寧な投球を続け、試合を作った。唯一の失点は3点リードの六回。先頭打者に二塁打を許すと、1死三塁から二ゴロの間に1点を失った。ただ、その後も要所を締めて9回まで、この1点のみに抑えた。

 エースとして頼もしい投球を見せた右腕。花野巧監督は「低め、低めにきっちり投げられていた。今日は真野で勝ったようなもの」とほめた。真野も「エースとしての自覚を持って投げました」と納得の表情を浮かべた。

 次戦は16日の予定。連勝し、勝ち点を奪う。

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