ドラフト候補の明大・上田1号2ラン 好走塁でもチームけん引「活気づけられた」

 「東京六大学野球、明大6-3東大」(9日、神宮球場)

 2回戦2試合が行われ、明大が東大との接戦を制し、2連勝で勝ち点1を挙げた。今秋ドラフト候補に挙がる主将で4番の上田希由翔(きゅうと)内野手(4年・愛知産大三河)が今季1号となる2ランを放ち、3打数1安打2打点と躍動。阪神、ロッテなどのスカウトにアピールした。慶大は法大に逆転勝ちし、1勝1敗で3回戦に持ち込んだ。

 大きなアーチが右翼手の頭を越えた。初回、1点を先制しなおも1死二塁で上田が打席へ。「集中して1本出せて良かった」と今季1号となる2ランを右翼スタンドに突き刺した。

 熱いプレーでチームをけん引する。同点の九回には先頭から死球で出塁。次打者の初球が暴投となった間に、一気に三塁に進塁し、「チームも活気づけられた」と勝ち越しの流れを作った。

 接戦を制して開幕カードで勝ち点を獲得し「リーグ戦を通じて成長していければなと思っていたので、2日連続で大事な場面でしっかり点を取れたのは一つの収穫」と上田。今後の戦いでも、主将がチームに勢いをもたらす。

 ◆上田 希由翔(うえだ・きゅうと)2001年8月12日生まれ。21歳。愛知県出身。182センチ、90キロ。右投げ左打ち、内野手。小学1年から岡崎JSクラブで野球を始め、岡崎南中では幸田ボーイズでプレー。愛知産大三河では1年夏からベンチ入りし、2年夏に甲子園出場。明大では1年春から出場し、3年春に一塁手、同秋に三塁手でベストナインを獲得。同年に大学日本代表に選出された。50メートル走6秒、遠投95メートル。

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