オリックス・宮城が凱旋勝利!6回1安打無失点に「全球種で勝負できた」侍Jの山本&宮城で連勝、貯金1
「オリックス4-2日本ハム」(7日、京セラドーム大阪)
オリックスの宮城大弥投手が6回1安打無失点で今季初勝利をマーク。WBCから帰還後初の1軍マウンドで、左腕が躍動した。
立ち上がりから150キロ超のストレートを連発して三者凡退の立ち上がり。さらに二回以降は90キロ台前半のスローカーブを織り交ぜながら、日本ハム打線を緩急差約60キロで幻惑した。
五回まで無安打無失点の快投。六回に失策で走者を許し、続く今川に投手強襲の内野安打を浴びた。痛烈な打球が左ふくらはぎ付近を直撃し、慌ててベンチから投手コーチらが飛び出したが、左腕は志願の続投。後続をキッチリ抑えてリリーフにバトンを託した。
WBCから帰還後、中嶋監督には開幕投手を志願し却下されていたことを明かした左腕。時間をかけて調整をかさね、指揮官の信頼に応える快投を演じた。お立ち台では一緒に上がった頓宮へ「頓宮さんが(無安打)言ってこなければ、もっと続いてたと思います」と明かし、能見氏の登場曲を使ったことには「ラジオの解説でいいこと言ってくれるかなと思って」とファンの爆笑を誘った左腕。前日の山本に続き、侍戦士が見事な連勝を飾って貯金を1とした。