真鍋が涙“広陵のボンズ”不発で責任痛感 「チームに流れを持ってこられなかった」
「選抜高校野球・準決勝、山梨学院6-1広陵」(31日、甲子園球場)
歓喜に沸く山梨学院ナインを、広陵・真鍋慧内野手(3年)は次打席から見つめた。03年以来の決勝進出を逃し自身も3打数無安打1三振。「チャンスでチームに流れを持ってこられなかったことが悔しい」と唇をかんだ。
1-1の三回1死一、三塁。高めの直球に空振り三振を喫した。「自分たちが(走者を)かえせずに申し訳ない」。勝負強さを発揮できず2年生エース・高尾を援護できなかった。主軸の責任を痛感した。
高校通算51本塁打を誇り“広陵のボンズ”と呼ばれる。最後の夏はさらにマークが厳しくなるはずだ。「どんな投手が来ても、打線に勢いを付けられる打者になれるよう練習して夏に帰ってきたい」。敗戦直後には涙も見せていた。悔しさを新たな力に変える。




