プロ野球新人監督に試練?広島・新井監督、ロッテ・吉井監督完封負け 西武・松井監督には強烈な「恩返し」

 延長10回、厳しい表情でグラウンドを見る松井監督(中央)=撮影・西岡正
 初戦敗戦。電光掲示板を見つめる新井監督(撮影・佐々木彰尚)
6回、小島の交代を告げた吉井監督(右端)
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 日本ハム、楽天を除く10球団が31日、開幕を迎えた。新人監督3人が初タクトをふるったが、いずれも“試練”が待っていた。

 ヤクルト-広島戦では、広島・新井監督が高校の先輩にあたるヤクルト・高津監督に挑む形となったが、打線が散発の単打3本に終わり、完封負け発進。開幕投手の大瀬良は初回、村上に先制2ランを浴びたものの、以降は立ち直り「大地がすごく開幕の緊張感があった中で、ナイスピッチングだったと思います」と語った。

 ソフトバンク-ロッテ戦では、ロッテ・吉井監督が初采配をふるうも5回までソフトバンク・大関にパーフェクト投球をくらった。六回1死から初安打を放ったが、その裏、栗原に決勝3ランを被弾。最後は昨年までロッテの守護神だったオスナに試合を締められ「悔しいです。相手の方が一枚上手だった」と振り返った。

 西武-オリックス戦では西武・松井新監督が1点リードで九回を迎えたが、最終回を託した青山が昨季までチームメートだったオリックス・森に同点弾を被弾。延長十回に勝ち越しを許しての逆転負けを喫した。

 古巣に強烈な「恩返し」となった森は西武ファンからブーイングを浴びていたが「それだけ応援しもらってたってことなんで。ブーイングどうこうというのは正直ないですね」と語っていた。

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