プロ野球はセ・リーグが３１日に開幕し、岡田新監督の下、１８年ぶりのリーグ優勝を目指す阪神は京セラドームでＤｅＮＡと対戦する。パ・リーグは３０日に日本ハム－楽天（エスコンＦ）で開幕し、残り４チームが３１日に初戦を迎える。熱戦の火ぶたが切られるのを前に、デイリースポーツ評論家陣が順位予想を行った。

　　◇　　◇

　１位は阪神にしました。昨年も開幕からの連敗がなければ、というところでしたし、やはり戦力的には強いと思う。あとはシーズンに入ってから、ケガ人が複数出るようなこととかがなければ、今年は十分にあるのではと思いますね。

　２位はＤｅＮＡです。やはり打つ力が優れていて、得点能力が高い。ピッチャーは中継ぎにはパワーピッチャーがいて、先発にも今永君をはじめ、左でいい投手がいる。バウアーも獲得して層も厚くなった。そういったところがしっかりと稼働すれば、十分に優勝を狙えるだけの戦力があると思う。去年もリーグで２位でしたから。

　ＤｅＮＡは打てるチームなので、ピッチャー陣が力を発揮して抑えられれば、優勝は可能でしょう。逆に阪神は打てれば優勝。もちろん、この２チームは球場の違いがあって、阪神は広い甲子園ですし、まず守りからというところはあるので。ただ、僕も経験させてもらった２００３年、０５年の優勝の時は、投手陣も安定していましたが、その上で打の力というのが圧倒的でした。打てれば勝てるという形でしたし、阪神の優勝の条件という意味では当時と変わらず、打てるかどうかだと思います。

　１位と２位に予想した阪神とＤｅＮＡに、大きな差があるわけでもないのかなと思います。最終的に順位を分けるところは、リーグ戦を戦っている中での勢いだとか、運の要素も非常にあると思うので。あとは僅差のゲームをどれだけ拾っていけるかも重要になるでしょう。