楽天2年目のギッテンスが実戦2試合目で特大弾「ケガなく開幕に合わせたい」

 「オープン戦、楽天5-4DeNA」(8日、草薙総合運動場野球場)

 来日2年目を迎えた楽天のクリス・ギッテンス内野手が、2度目の実戦で特大の一発を放った。

 1点を追う二回2死一、二塁から内角寄りの直球を強振。打球は左翼席上段に飛び込む逆転の3ランとなった。「チームが負けている場面での一発だったので、非常によかったと思う」と納得の表情だ。

 昨年は新型コロナの影響で、来日したのがちょうど1年前の3月、静岡でのオープン戦中だった。そこから急ピッチでの調整もあってか、4月に1軍最初の打席で左手首を骨折。シーズン終盤まで戦列に戻ることができなかった。

 そんな苦しんだ昨季からすると、今季ここまでは順調。2月のキャンプこそ寒波の影響で合流に遅れたものの、徐々に状態を上げ、7日に初実戦。そしていきなり快音を響かせていた。

 そしてこの日は、一塁の守備にも就いて好プレーも見せた。ギッテンスは1年前を「誰も知らず緊張していた」と振り返りつつ「(今は)チームメートやコーチ陣を知っている。誰かを知っているのは非常にプラスで、集中して試合に臨めている」と精神的不安も取り除けている。

 開幕に向けては「今まで通り相手投手の球を見極めたい。ケガなく開幕に合わせたい」と力を込めた2年目の助っ人。今季こそ日本の地で大暴れする。

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