ロッテ・佐々木朗 いきなり最速160キロ出た WBC球で実戦形式ライブBP初登板

 「ロッテ春季キャンプ」(9日、石垣島)

 ボールが変わっても球速は変わらなかった。3月のWBCへ出場する侍ジャパンに選出されているロッテの佐々木朗希投手(21)が9日、今年初の実戦形式となるライブBPに登板。WBC公式球を使用し、球団計測で最速160キロをマークした。打者6人に直球、フォーク、スライダーを計30球投げ、安打性は2本に抑えた。

 昨年は2月19日の練習試合・日本ハム戦で実戦に初登板し、163キロを計測。今年は10日早い“初登板”で2球が大台に乗った。1球目は藤原をファウル、2球目は安田を二ゴロ。「構えたところにいった球が少なかった」と反省したが、「ボール自体はよかった」と直球に手応えは十分だ。捕手を務めた松川は「本当に強い球が来ていた」と話し、吉井監督も「順調にきている」と評価した。

 宝刀フォークも進化を遂げている。「去年(11月)の強化試合の時よりもよくなった」。落差のある鋭い球で安田を空振りさせ、体勢も崩した。オリックス・三輪スコアラーは「フォークは超一流。再現性のあるフォームになってきている」。松川も「打者から見てもまっすぐの軌道で落ちている」と太鼓判を押した。

 今後は15日の練習試合・ヤクルト戦(糸満)で対外試合に初登板し、30~45球くらいをめどに投げる見込みだ。右腕は「そんなに時間はない。精度や全体的なまとまりを出せるようにしたい」。大舞台へ向けて仕上げに入る。

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