東海大菅生は異例の笑顔なき選出会見 体罰問題で若林前監督らが解任

センバツ出場決定後、峰岸英仁校長(手前)の話を聞く東海大菅生ナイン(撮影・西岡正)
並んでポーズをとる(左から)東海大菅生の北島、日当、上田監督、渡部(撮影・西岡正)
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 「選抜高校野球・選考委員会」(27日、大阪市内)

 昨秋の都大会優勝校・東海大菅生が2年ぶり5度目の出場を決めた。

 部員たちは甲子園出場が決まった喜びをあまり表に出さなかった。同校野球部は昨夏の部員への体罰問題により、監督の若林弘泰氏(56)、部長の宮原上総氏(33)が21日付で解任。不祥事による監督解任劇から間もない選出となり、会見も粛々と行われた。

コーチから新監督に就任した上田崇監督(29)は「選出されたことを大変うれしく思っています」と話した。

 笑顔なき部員だったが、甲子園への気合は五厘刈りに表れている。通常は大会前に行うという散髪。この日の発表のため、ゲンを担ぐという意味でエース・日当直喜投手(3年)の提案で、部員全員がT字カミソリで頭を丸めた。渡部奏楽主将(3年)は「甲子園では全員で胸を張って、優勝を目指していきたい」と前を向いた。

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