延岡学園元野球部員が学校と監督提訴 監督暴言で自殺未遂
夏の甲子園大会で準優勝経験がある強豪、延岡学園(宮崎県延岡市)野球部の元部員(17)=退学=が昨年8月、監督からの暴言などが原因で自殺を図ったとして、運営する学校法人と監督に計約690万円の損害賠償を求め宮崎地裁延岡支部に提訴したことが18日、原告側などへの取材で分かった。昨年12月12日付。学校側は「事実無根だ」とし、全面的に争う姿勢を示している。
訴状によると、監督は昨年7月の夏の宮崎大会前に就任。元部員は大会後の新チーム発足で部の寮長となった。監督から練習中に飲み物を買いに行かされたり、朝食中に「おまえ調子に乗ってんのか。くそがき」などと部員全員の前で罵倒されたりし、睡眠障害や食欲低下などの症状が出るようになったと主張している。
元部員は8月31日、寮のトイレで首にタオルを巻いた状態で見つかり救急搬送された。





