元虎戦士の報徳学園・葛城コーチ「振り負けている部分もある」来春センバツへ成長促す
「秋季高校野球近畿大会・決勝、大阪桐蔭1-0報徳学園」(5日、紀三井寺公園野球場)
来春センバツ出場校の重要な参考資料となる秋季近畿大会で準優勝となった報徳学園。決勝は大阪桐蔭に完封負けを喫し、1点差に涙をのんだ。ただ、17年以来、5年ぶりとなる来春のセンバツ出場はほぼ当確。全国の舞台で勝つために、オリックスや阪神で野手として活躍した葛城育郎コーチ(45)は、さらなるレベルアップを促した。
決勝戦をネット裏で観戦。大阪桐蔭のエース・前田悠伍投手(2年)を前に3安打無得点に抑えられた打線について「受け身になっていたというか、こっちからもっと仕掛けていければよかった。慎重になっていたのかなと思う」と話した。
センバツ出場が決まればコーチ就任後初の甲子園出場となる。「僕の力ではないので、やっている選手がしっかりと力を出してくれた結果」と奮闘した選手らをたたえた。ただ、全国で勝つためには課題もある。「智弁和歌山さんや大阪桐蔭さんを見ていても体格が違う。振り負けている部分もあるので。そういった意味でも全ての面でレベルアップしないと全国では勝てない」と来春までに明確となった課題を克服させる。