ニューフェースでチームの顔になる！？巨人からドラフト３位指名された国学院大・田中千晴投手（２２）が２８日、神奈川県横浜市の同校で水野スカウト部長、脇谷スカウトらから指名あいさつを受けた。「すごい目が細い」と自覚する右腕はプロ入りに際し、まぶたを一重から二重にする“プチ整形”に興味を示した。

　身長１８９センチから繰り出される角度のある直球とフォークが武器。大学時代は右肘痛の影響もあって実績こそ乏しいが、球団からは即戦力として期待されており「１年目から先発ローテーションに入って、新人王を取れるように頑張りたい」と意気込んだ。

　半分冗談、半分本気？の野望を秘めている。ドラフト会議前、父・康雄さんに「指名されたら二重に整形するわ。目を大きくするわ」と冗談交じりに伝えていた。その内容が指名後にテレビカメラの前で暴露され「さらされてすごい恥ずかしかったです。（父は）結構本気で受け取っていたみたいで…」と頭をかいた。

　ただ、右腕自身も「ちょっと考えています。時間がない、できないかもしれないですけど。二重にしようかなと思います」と検討する余地はある様子だ。

　今後は出場を決めた明治神宮大会に向けて調整していく。プレーではまばたき厳禁の剛球で見る者を魅了していく。

　◆田中　千晴（たなか・ちはる）２０００年９月２１日生まれ。２２歳。大阪府出身。１８９センチ、８５キロ。右投げ右打ち。投手。新檜尾台少年野球で野球を始め、赤坂台中を経て浪速高に進学。国学院大では２年秋からリーグ戦デビュー。最速１５３キロ。２２年度ドラフト３位で巨人から指名を受けた。