西武、14年ドラフト2位の佐野と同年育成ドラ1戸川に戦力外通告 佐野「感謝の気持ちでいっぱい」

 西武は23日、佐野泰雄投手と戸川大輔外野手に来季契約を結ばないことを通告したと発表した。

 佐野は14年ドラフト2位で入団。通算105試合に登板し、6勝5敗、防御率4・38の成績だった。今季2試合に登板。2回を投げ無失点。防御率0・00だった。

 戸川は14年育成ドラフト1位で入団。通算28試合に出場し、55打数6安打1本塁打。打率・153だった。今季6試合に出場。6打数ノーヒットだった。

 佐野は球団を通じて「今まで幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、とずっと埼玉で育ちお世話になってきました。そしてプロでも埼玉西武ライオンズでプレーすることができて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。プロ8年間で一番印象に残っているのは、19年6月11日のジャイアンツ戦です。あの日は今井が予告先発だったのですが、自分が緊急で先発することになり、当初2~3回予定だったのが、4回を無失点で抑えることができて、その後のリリーフ陣もみんな好投して完封することができました。みんなの力を合わせて、チーム一丸でつかんだ勝利でしたので、思い出深いです。いい時も悪い時も、どんな場面でも熱い声援を送ってくださったライオンズファンの皆さまに、本当に心から感謝しています。ありがとうございました」と、コメントした。

 戸川も「8年間、ライオンズで野球をやらせていただいて、球団には本当に感謝しています。一番印象に残っているのは、19年5月25日のプロ初ヒットです。千葉で打ったプロ初ホームランも印象深いですが、それ以上に、地元ベルーナドーム(当時メットライフドーム)で打った初ヒットの時のあのライオンズファンの歓声は今でも忘れられません。目立った成績を残ることはできませんでしたが、8年間、応援し支えて下さったライオンズファンの皆さま、関係者の皆さま、そして家族に、感謝しています。本当にありがとうございました」と、つづった。

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