ドラフト候補 京大・水口は2回1失点 目指すは“創部初”近大から勝ち点

 「関西学生野球、京大4-1近大」(15日、ほっともっとフィールド神戸)

 1回戦2試合が行われ、京大は近大を下して今季初勝利を飾った。今秋ドラフト候補の最速152キロ右腕・水口創太投手(4年・膳所)は八回から登板し、2回1失点で試合を締めた。16日の2回戦に勝利すれば新リーグ設立後、近大からは初の勝ち点となる。

 託された勝利のバトンをしっかりとゴールまで届けた。4点リードの八回からマウンドに上がった水口。27個目のアウトとなる打球が右翼手のグラブに収まると右拳を握り、仲間と喜びを分かち合った。

 「優勝もなくなって、モチベーションをどこにつくるかというのが難しい中で、この1勝は大きい」

 チームはすでに最下位が確定しているが、目の前の試合に全力を注いだ。八回は2者連続三振を奪うなど3人で料理。九回は2死二塁から左前適時打を浴び、1点を失ったものの最少失点に防いだ。

 京大は今秋、開幕から8連敗を喫するなど低迷。ようやく連敗をストップさせ、1982年の新リーグ設立後初となる近大戦勝ち越しに王手をかけた。

 大学での登板も多くて残り2試合。「(ドラフトより)試合でしっかり投げること、それだけを考えて投げたい。明日で終わってもいいので、勝ちたい」。集大成として、京大野球部の歴史に新たな1ページを刻む。

 ◆水口創太(みなくち・そうた)1999年8月9日、滋賀県大津市出身、23歳。194センチ、94キロ。右投げ右打ち。晴嵐小2年から晴嵐スポーツ少年団で野球を始め、北大路中では軟式野球部所属。膳所では1年秋からベンチ入りし、3年夏は3回戦敗退。京大では3年春リーグ戦初登板。球種はカットボール、カーブ、フォーク。

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