ロッテ・吉井新監督 会見前に初采配 フェニックスLで初陣星!「勝てたらうれしい」
「フェニックス・リーグ、ロッテ4-3阪神」(ひなたサンマリンスタジアム宮崎)
ロッテの吉井理人新監督(57)が10日、フェニックス・リーグの阪神戦で、まだ入団会見を行っていない中、異例のベンチ入り。初采配を振り、サヨナラ勝ちで初陣を飾ると拳を突き上げた。「何でも勝てたらうれしい」と喜びをかみ締めた。
7日の就任発表からわずか3日。まだ入団会見日は正式決定してないが、新指揮官は早くも監督修行に精を出した。フリースを着てベンチで戦況を見守り、自ら選手交代を告げた。選手の活躍には手をたたいて喜び、「ピッチングコーチと違って長く感じました。知らないことがたくさんあって、勉強することがいっぱいある」。相手の守備隊形などでの疑問が残ったことは、野手コーチに質問を繰り返した。
“監督初日”から吉井色を全開させた。試合前にフェニックス・リーグの主将に平沢を指名。試合後は選手同士の青空反省会を開催させた。「ファンが楽しいチームだなと思ってもらえるように勝ちにこだわっていきたい」。新指揮官は常勝軍団プロジェクトの担い手として、チーム改革に全力を注ぐ覚悟だ。