DeNA・三浦監督 宮崎&ソト外す青柳対策も「結果0点」未練残す

 「セCSファーストS・第1戦、DeNA0-2阪神」(8日、横浜スタジアム)

 青く染まった両翼のウイング席。外野の立ち見席にも、ファンは総立ちしていた。横浜スタジアム史上最多動員となる3万3033人が駆けつけたが…あっさりと完封負け。DeNA・三浦大輔監督は「結果に結びつけられず、申し訳なかったと思います」と悔やんだ。

 阪神の先発・青柳対策で、宮崎やソトを外し相性や状態を重視した打線を組んだ。だが好機を作るも、ホームは遠く「結果0点ですから…」と右腕の前にわずか6安打に終わった結果を嘆いた。

 CS初采配となった指揮官は「早め早めというのは頭にあった」と先発の今永を5回2失点で交代。後はリリーフ陣に託し打線の反撃を待った。八回1死一、二塁の好機では佐野、牧が撃沈し「(点は)全部ほしいです」と再三の好機を逃したことに未練が残った。

 この1敗で、後がなくなった。三浦監督は「(試合後)選手たちはやり返すという気持ちで、あした、という気持ちになっている」と思いを代弁。集まったファンへの恩返しは、勝利で喜ばせることだけだ。

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