今秋ドラフト上位候補・森下が先制V打 持ち味発揮で中大3位浮上貢献
「東都大学野球、亜大1-2中大」(29日、神宮球場)
中大が亜大に競り勝ち、2勝1敗で勝ち点を獲得した。今秋ドラフト上位候補の森下翔太外野手(4年・東海大相模)は「3番・中堅」でフル出場し、4打数1安打1打点。初回に右中間を破る先制の二塁打を放ち、チームの単独3位浮上に貢献した。
主砲の一打がチームを勢いづけた。初回1死二塁で森下が右中間への適時二塁打を放ち先制。スライダーをうまく捉え、「チャンスで回ってきたら一本出そうと思っていた。それが初回に出てよかった」と二塁ベース上で右拳を突き上げた。
右の大砲で持ち味は「逆方向への長打力」。夏にはプロとオープン戦を行うことも多く、その中で「捉えた時の打球速度や距離はプロにいっても通用する。その確率を高く上げられたら1軍でもやれる自信はあると素直に思った」と手応えを感じている。
大安の28日にプロ志望届を提出した。この日も阪神、巨人など複数球団のスカウトが視察。打ち取られても鋭い打球を放つなど存在感を示し、「凡退もあったけど、内容的には悪くなかった」と納得の表情を浮かべた。
◆森下翔太(もりした・しょうた)2000年8月14日生まれ、22歳。横浜市出身。182センチ、88キロ。右投げ右打ち。外野手。5歳から野球を始める。日限山中時代は硬式の戸塚シニアに所属し、三塁手。東海大相模で外野手に転向し、1年夏からベンチ入り。中大では1年春からリーグ戦デビュー。





