楽天 接戦落としてV消滅 貯金最大18も失速 4位転落でCS進出にも暗雲

 6回、ベンチを蹴るしぐさをする石井監督(中央)=撮影・中島達哉
 7回、先発の早川(左)に声を掛ける石井監督(撮影・中島達哉)
 7回、見逃し三振に倒れる茂木(捕手・宇佐見)=撮影・中島達哉
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 「日本ハム3-2楽天」(26日、札幌ドーム)

 楽天はロースコアの接戦で敗戦。これで今シーズンの優勝の可能性が完全に消滅した。

 石井一久監督は「すごく残念な結果かもしれないけど、みんなもう一個の目標というものをしっかり明確に持って戦っているので、チームでスクラム組んで、達成できるように」と語った。

 難敵を攻略とまでいかなかった。相手先発・加藤のテンポのいい投球に苦しめられ、チャンスもなかなか作れず。3点を追う八回に島内宏明外野手の2点適時打でようやく反撃したが、一歩届かなかった。

 先発の早川隆久投手は、安定した立ち上がりを見せるも三回、宇佐見に先制ソロを被弾。四回には谷内の適時打に味方の失策も絡み2失点。流れを止めることができず、5回3失点で9敗目を喫した。

 チームは今季、4月から5月にかけて球団記録を更新する11連勝を飾るなど、スタートダッシュに成功。貯金は最大「18」に膨らみ首位を快走していた。

 ただ、大型連勝が止まってからは下降線をたどり、なかなか再浮上のきっかけをつかめなかった。

 今日の敗戦で4位に転落し、CS進出にも暗雲が立ちこめた。ただ残り5試合、諦めず一丸となって最後まで戦い抜きたい。

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