U18・日本、4位以上確定 大阪桐蔭・川原が5回0封 17日アメリカ戦

 「U18W杯・2次リーグ、日本1-0オランダ」(16日、サラソタ)

 2次リーグが行われ、日本は五回降雨コールドで、オランダを1-0で下した。プロ注目の大阪桐蔭・川原嗣貴投手(3年)が5回3安打無失点と好投。打線が1安打ながら内野ゴロの間に奪った1点を守った。これで持ち越した1次リーグの成績と合わせて2勝2敗となり、4位以内が確定。メダル獲得へ、2次リーグ最終戦となる17日(日本時間18日)のアメリカ戦で白星を目指す。

 生き残るためにも、負けられないマウンドで右腕が躍動した。今大会初先発となった川原。託された大仕事を見事に成し遂げた。

 雨の影響で開始が2時間50分遅れた試合。準備が難しい中、立ち上がりから安定感抜群の投球を披露した。「初回からどんどん飛ばすことができた」と、力強い直球に変化球も交ぜてオランダ打線を翻弄(ほんろう)。5回3安打無失点、無四球で6三振を奪い勝利に導いた。

 唯一のピンチは五回だ。無死二塁を背負うと「ギアを上げた」と2者連続の空振り三振に。最後は9番打者を遊ゴロに打ち取ると、力強くガッツポーズし、雄たけびを上げた。

 メダル獲得のためにも負けられない一戦。馬淵史郎監督(66)は「今日は川原に尽きる。試合前のブルペンで非常に調子が良かった。やってくれると思った」と褒めたたえた。

 この勝利で4位以上が確定。17日(日本時間18日午前1時30分開始予定)に行われる韓国-メキシコ戦で韓国が敗戦すれば、決勝進出も望みがつながる。

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